南相馬市では東日本大震災後に医療従者数が大きく減少しましたが、未だに震災前の水準に戻っておらず、福島県の相双医療圏の医療計画においても、医療従事者の確保が重要な取り組みであると位置付けています。
このような中にあって当院と致しましても医療従事者の確保に鋭意努めて参りましたが、今後 職員数の減少が避けられない見通しとなり、土日・休日の医師体制、並びに夜勤看護師体制が適切に構築できないことから、診療内容を一部制限せざるを得ないとの判断に至りました。
さらに、今後の当院の役割と致しましては、急性期の基幹病院である南相馬市立総合病院との役割分担に伴い、後方支援的な医療の提供、すなわち慢性期患者様への対応を強化する所存です。
つきましては、4月1日以降、夜間帯(17:30~翌8:30まで)の救急診療を中止致します。
また、土日・休日の8:30~17:30の時間帯は、
①原則として救急車の受け入れは行わず軽症の患者様の診療のみ行います。
②当院で対応可能な疾患の場合、透析患者様の救急搬送を受け入れます。
皆様には大変ご不便ご迷惑をおかけすることとなりますが、限られた職員数で多くの患者様への診療を提供し続けるために、何卒ご理解・ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
2025年3月21日
医療法人相雲会 小野田病院
理事長 小野田充敬
院 長 菊地安徳
以上